保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職について解説

保育士の転職相談
2024.12.27

年度途中でも退職できる?

保育園を退職する際の注意点ってあるの?

このような疑問にお答えします。

この記事では、『年度途中の退職』について解説していきます。

後半部分では「年度途中で退職する際の流れ」や「年度途中で退職する際に注意すべきこと」をご紹介しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

【目次】
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中でも退職できる?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中であることを理由に引き止められたら?
保育士に転職したけど辞めたい!雇用契約が原因で年度途中の退職が難しくなるかも
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職は将来のキャリアに影響する?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職を決断する理由とは?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職がNGと言われる理由とは?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職しても転職できるの?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職する際の流れ
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職を拒まれたら?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職する際に注意すべきこと
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中に退職してもいいケースとは?
保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職を考えている方へ

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中でも退職できる?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中でも退職できる?

法律上、退職する権利は労働者の「基本的な権利」として保障されています。

そのため、年度途中であっても退職できます。

ただし円満に退職するためには、いくつかの重要なポイントに注意を払う必要があります。

また、担当している子供たちや保護者との関係、書類の整理など、後任の保育士への引き継ぎを丁寧に行うことも大切です。

保育園を退職する際は、円満に退職できるよう慎重に準備を進めていきましょう。

年度末まで待つ必要ない?保育士が年度途中で転職する方法とは」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中であることを理由に引き止められたら?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中であることを理由に引き止められたら?

結論を申し上げますと、保育園から引き止められても退職することは可能です。

年度途中でも問題ありません。

なぜなら退職は「労働者の権利」として法律で保障されているからです。

また、民法上では「2週間前の申告で仕事を辞めることができる」とされております。

したがって2週間前までに退職届を出せば問題なく退職できます。

以下に、民法第627条1項を記載しておりますので、気になる方はご覧ください。

 

【第六百二十七条】(期間の定めのない雇用の解約の申入れ) 

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!雇用契約が原因で年度途中の退職が難しくなるかも

保育士に転職したけど辞めたい!雇用契約が原因で年度途中の退職が難しくなるかも

民法上では退職の意思を伝えてから2週間で辞めることができます。

しかし保育園の中には、雇用契約や就業規則によって「退職希望日の1ヶ月〜3ヶ月前に退職の意思を伝える」と規定されているケースがあり、2週間前の申告では受理されない可能性があります。

ですので、年度途中で退職したい方は「雇用契約」や「就業規則」を確認してから伝えましょう。

しっかりと確認しておかないと、雇用契約を理由にして引き止められるかもしれませんので、ご注意ください。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職は将来のキャリアに影響する?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職は将来のキャリアに影響する?

結論を申し上げますと、年度途中での退職が「長期的なキャリア」に致命的な影響を及ぼすことはありません。

保育業界では人材の流動性が比較的高く、年度途中での転職も珍しいことではないからです。

ただし、次の転職先で面接を受ける際には、「なぜ年度途中で退職したのか」という質問は必ず想定しておく必要があります。

その際、「より専門性の高い保育を学びたかった…」「自身の保育観に合った環境を求めて…」「家庭の事情により…」など、前向きで明確な理由を説明できることが重要です。

このように、自身の成長やキャリアビジョンに基づいた理由であれば、むしろ積極的な姿勢として評価されることもあります。

実際、多くの園では保育士としての経験だけでなく、保育に対する熱意や子供たちへの接し方、保護者対応能力などを総合的に評価します。

そのため、年度途中での退職を過度に気にする必要はありません。

むしろ、その経験を通じて学んだことや、今後どのような保育士を目指したいのかという展望を持っていることのほうが重要です。

保育士は年度途中でやめてもいい?退職を伝える時の注意点や伝え方」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職を決断する理由とは?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職を決断する理由とは?

なぜ、年度途中に辞めたいと思うのでしょうか。

ここでは、保育士が退職を考えるきっかけをご紹介していきます。

自分の退職理由に不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由1】労働環境が悪いから

保育士が年度途中で退職を考える理由1つ目は『労働環境が悪いから』です。

保育士の労働環境は、想像以上に過酷な現実が潜んでいます。

例えば、長時間労働は日常茶飯事で、休憩時間を確保することさえ困難な状況が多く存在します。

また、クラス運営や行事準備などで業務量が急激に増加し、心身ともに疲弊してしまうことがあります。

そのため、育士の中には「労働環境」に不満を抱き、年度途中で退職する方が存在します。

保育士を辞めたい時は年度途中でもOK?非正規社員の場合や退職前の注意点」や「保育士が年度途中で辞めたい時の適切な理由と伝え方」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由2】給料が少ないから

保育士が年度途中で退職を考える理由2つ目は『給料が少ないから』です。

保育士の平均給与は他の専門職と比較して低く、経験を積んでも大幅な昇給は望めないことが多いのです。

そのため、「仕事量の割に給与が少ない…」と不満を抱え、年度途中で退職していく保育士も存在します。

保育士の年度途中に辞めたいときのマナーや注意点を解説!」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由3】結婚や出産

保育士が年度途中で退職を考える理由3つ目は『結婚や出産』です。

保育士の個人的なライフイベントも、年度途中の退職理由として重要な要素です。

結婚や出産を機に、キャリアと家庭のバランスを模索する中で退職を選択する保育士は多く存在します。

結婚や出産は人生の大きな転換期。

これからの人生を改めて考え直すタイミングであるため、退職を考える時期に適しているといえるでしょう。

保育士を辞めたいと思った人必見!解決法や対策・転職方法まで一挙紹介」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由4】体調不良

保育士が年度途中で退職を考える理由4つ目は『体調不良』です。

保育士の仕事は、子供たちの世話、肉体的な労働、常に緊張感のある職場環境は、保育士の健康に大きな負担をかけます。

特に年度途中は、季節の変わり目、行事の準備などで心身の疲労が極限に達することがあります。

そのため、体調不良を理由に年度途中で退職する方も珍しくありません。

体調不良によって年度途中で退職することは悔しいと思いますが、自身の健康を守るためにも勇気を出して退職の意思を伝えましょう。

年度途中で保育士を辞めたい」や「保育士の転職|年度途中の退職について解説」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由5】保育士に向いてないと感じる

保育士が年度途中で退職を考える理由5つ目は『保育士に向いてないと感じる』です。

保育士の中には「自分には保育士の適性がない…」と感じ、年度途中で辞めていく方がいます。

特に、子供に怪我をさせてしまったり、保護者のクレームを招いてしまったりすると「自分は保育士に向いていない…」と思ってしまうことがあるそうです。

保育士は専門職なので経験を積めば積むほど力がついてきます。

ですので、自分には保育士の適性がないと速断せず、根気強く続けてみましょう。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由6】違った保育方針の園で働きたいから

保育士が年度途中で退職を考える理由6つ目は『違った保育方針の園で働きたいから』です。

保育方針や教育理念は、保育園によって大きく異なります。

そのため、現在の園の保育方針に共感できない、もしくは自分の理想とかけ離れていると感じる保育士は、年度途中での退職を決断することがあります。

特に、明確な保育観を持つ保育士にとっては、理想と現実のギャップは精神的な葛藤を生み出すため、退職という選択肢を選ぶことも珍しくありません。

保育士を辞めたいと感じるタイミングは?仕事が辛い時の対処法を解説」や「保育士は年度途中に退職したらマズイ?理由や再就職する際のポイントとは」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中に辞めたい理由7】人間関係がうまくいかないから

保育士が年度途中で退職を考える理由7つ目は『人間関係がうまくいかないから』です。

園内での上司や同僚との軋轢、意見の相違、コミュニケーション不足が退職の引き金となることがあります。

特に年功序列や古い慣習が残る職場では、若手保育士が意見を言いにくい雰囲気や、ベテラン保育士との価値観の違いに悩むことが少なくありません。

また、同僚や上司だけでなく、保護者とのトラブルも多々あります。

そのため、保育士の中には人間関係を理由にして年度途中で退職していく方も存在します。

職場の人間関係は、保育士の精神的健康に大きな影響を与えますので、退職の引き金となる可能性は高いでしょう。

保育士は年度途中で退職できる?よくある辞めたい理由」や「人間関係が辛い…年度途中で退職する人はいますか?」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職がNGと言われる理由とは?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職がNGと言われる理由とは?

なぜ、保育現場では年度途中の退職が推奨されないのでしょうか。

ここでは、年度途中の退職がNGと言われる理由をご紹介します。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職がNGな理由1】子供たちを不安にさせる可能性があるから

年度途中の退職がNGと言われる理由1つ目は『子供たちを不安にさせる可能性があるから』です。

子供たちは、一年間同じ保育士と過ごすことで安心感と信頼関係を築きます。

そのため、突然担任が変わることは子供たちに大きな不安と動揺を与えかねません。

特にクラス担任に就任して直ぐの退職は、子供たちの情緒的発達に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

また、新しい保育士との関係構築にも時間がかかり、子供の心理的な安全感を著しく損なう可能性があります。

このような理由から、保育現場では年度途中の退職を可能な限り避け、子供たちの心の安定を最優先に考えています。

保育士を年度途中で辞めたいと思った時の対処法と転職先で好感触な伝え方とは?」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職がNGな理由2】同僚の負担が増大する可能性があるから

年度途中の退職がNGと言われる理由2つ目は『同僚の負担が増大する可能性があるから』です。

複数担任制の保育現場では、途中退職は同じクラスの保育士に大きな負担を強いることになります。

直ぐに新しい保育士が入職しても上手くいくとは限りません。

保育の質を維持し、子供たちの日常を乱さないためには、最低でも1〜2か月の習熟期間が必要となります。

そのため、年度途中で退職した場合、残された保育士は業務量の増加だけでなく、新しい同僚への指導や引き継ぎという追加の責任も負うことになります。

結果として、保育の質の維持と、チームの円滑な運営に支障をきたす可能性が高まります。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職がNGな理由3】年間行事の準備に支障をきたすから

年度途中の退職がNGと言われる理由3つ目は『年間行事の準備に支障をきたすから』です。

「発表会」や「運動会」は、保育園の大切な年間行事です。

これらの準備、設営、保護者との連絡は保育士の重要な役割です。

年度途中で退職すると、これらの行事の準備に大きな支障が生じる可能性があります。

そのため、保育士の年度途中の退職は推奨されていません。

保育士を辞めたい時は年度途中でも可能なのか?推奨されない理由」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職しても転職できるの?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職しても転職できるの?

年度途中で退職した方でも、問題なく他の保育園に転職できます。

ただし、次の勤務先では、必ず退職理由を詳細に聞かれます。

そのため、転職する際は退職理由を誠実かつ前向きに説明することが重要です。

例えば、キャリアアップや自己成長、やむを得ない事情など、建設的な理由を明確に伝えることで、面接官に誠実さを印象付けることができます。

その結果、ネガティブな印象を払拭し、保育士としての熱意をアピールすることができるでしょう。

保育士の年度途中での転職は可能!?転職に影響はでないの?」や「保育士の転職時期のベストタイミングは?働きながら転職する?理想のスケジュールや期間、注意点!」、もしくは「保育士の年度途中で転職は可能?」や「保育士は年度途中に退職できるの?影響や注意点を園長が教えます」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職する際の流れ

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職する際の流れ

年度途中で退職する場合はしっかりと準備を整える必要があります。

ここでは、年度途中で退職する際の流れをご紹介していきます。

年度途中での退職を検討している方は、ぜひこの内容を参考にしてくださいね。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ1】退職時期を検討する

年度途中での退職を決断したらやるべきこと1つ目は『退職時期を検討する』です。

まずは「行事の時期」や「転職の予定」などを加味した上で、退職時期を検討してください。

前述した通り、保育園によっては「退職の申し出は何カ月前までに伝える」などの規則が設けられている場合があります。

そのため、年度途中で退職する際は園の就業規則を確認しておくことが重要です。

保育士は年度末じゃないと仕事を辞められない?年度途中での退職や転職は禁止されているの?」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ2】退職の意思を伝える

年度途中での退職を決断したらやるべきこと2つ目は『退職の意思を伝える』です。

退職の意思は、明確かつ丁寧に伝えることが重要です。

園長や主任と個別に面談し、曖昧な態度を避けて誠実に意向を伝えましょう。

保育士は年度途中に退職できる?退職を伝えるマナーや転職活動のポイントを解説」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ3】職員に挨拶する

年度途中での退職を決断したらやるべきこと3つ目は『職員に挨拶する』です。

退職日が決まったら同僚たちに挨拶をします。

退職理由は、結婚や出産など一般的な理由であれば共有できますが、それ以外の場合は「一身上の都合」と簡潔に伝えるのが賢明です。

同僚との良好な関係を維持しながら、温かい別れを心がけましょう。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ4】子供たちに説明する

年度途中での退職を決断したらやるべきこと4つ目は『子供たちに説明する』です。

子供たちや保護者への説明は、最も繊細に扱うべき部分です。

子供たちの不安を最小限に抑え、温かい別れができるよう細心の注意を払うことが重要です。

したがって、退職について説明する際は、上司と相談し、子供たちの心理面に配慮しながら適切なタイミングで伝えてください。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ5】引継ぎをする

年度途中での退職を決断したらやるべきこと5つ目は『引継ぎをする』です。

自分が受け持っていた仕事についての情報をまとめて、後任の保育士へ引き継ぎをしましょう。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ6】退職の手続きを行なう

年度途中での退職を決断したらやるべきこと6つ目は『退職の手続きを行なう』です。

退職するには事務的な手続きが必要です。

人事部門や園長と綿密にコミュニケーションを取り、退職に関わるすべての事務手続きをスムーズに進めてください。

なお、手続きの詳細については「年度途中で辞めていいの?退職を伝える際のマナー」や「正社員保育士だけど年度途中で辞めたい…退職は法的に可能?」、もしくは「保育士を辞めたい!環境を変えたい!年度途中に辞めるのはアリ?退職時のマナー」でご紹介しておりますので、気になる方はご覧ください。

 

【保育士に転職相談|年度途中で退職する際の流れ7】最後の挨拶をする

年度途中での退職を決断したらやるべきこと7つ目は『最後の挨拶をする』です。

最終出勤日には、これまでお世話になった同僚たちに感謝の気持ちを伝えます。

午睡中や勤務の合間を縫って、心のこもった別れの挨拶をしてください。

園での思い出と感謝の言葉を込めて、温かい雰囲気の中で退職を締めくくりましょう。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職を拒まれたら?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職を拒まれたら?

退職を申し出たのに、なかなか受け入れてもらえない。

そんな悩める保育士のみなさん、どう対応すればいいのでしょうか。

ここでは、保育園から様々な引き止め工作をされても、冷静に対処するコツをお伝えします。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職を拒まれた場合1】情に訴えかけられる

「あなたは園にとって必要な人材です」と持ちかけられたら、一時的な感情に流されないことが大切です。

園側は、あなたの貢献度や仕事の重要性を強調し、罪悪感や申し訳なさを感じさせようとしています。

しかし、本当に大切なのは自分自身の働き方と人生設計です。

なぜ退職を決意したのかを冷静に振り返り、その理由が本質的で変えられないものなのかを見極めましょう。

感情的な引き止めに惑わされず、自分の意思を貫くことが大切です。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職を拒まれた場合2】給与アップで引き止められた

給与への不満を理由に退職を考えている場合、「給料を上げるから残ってください」と持ちかけられることがあります。

一見すると魅力的に感じられるこの提案ですが、注意が必要です。

多くの場合、口約束で終わってしまう可能性があります。

また、給与以外の不満や退職理由が根本的に解決されるわけではありません。

ですので、相手の話を鵜呑みにするのは避けたほうが無難です。

保育園側の引き止め策に流されず、冷静に自分のキャリアプランを見据えることが大切です。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職を拒まれた場合3】後任が見つかるまで待てと言われた

「後任が見つかるまで」という理由は、保育園側の切実な事情を表しています。

しかし、採用活動の不確実性を考えると、退職日を曖昧に延ばすべきではありません。

後任を採用してから引き継ぎになる場合、採用活動が予定通り進むとは限りませんので、勇気を出して断ってください。

具体的には、「退職日までに誠実に引き継ぎます」と伝えつつ、当初予定の退職日を堅持しましょう。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職を拒まれた場合4】退職の話し合いに応じてもらえない

直属の上司が退職の相談に応じない、あるいは話し合いを拒否するケースがあります。

このような状況では、しつこく迫ることは逆効果となり、職場の人間関係をさらに悪化させる可能性があります。

したがって、上層部や人事担当者に丁寧に状況を説明することをおすすめします。

また、必要であれば、労働基準監督署に相談することも検討してください。

正式な退職手続きの重要性を強調し、プロフェッショナルな姿勢で対応することが鍵となります。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職を拒まれた場合5】労働環境改善を提案された

「ムリなく働ける方法を一緒に考えましょう」と持ちかけられることがあります。

労働環境の改善は、一瞬の希望を感じるかもしれません。

しかし過去の経験則から、こうした約束の多くは一時しのぎに過ぎないことを理解しておくべきです。

実際の改善は限定的で、根本的な職場環境の変革は期待できないケースが多いです。

したがって、退職を決意した理由を再度確認し、安易な妥協をせずに自分の意思を貫くことが重要です。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職する際に注意すべきこと

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中で退職する際に注意すべきこと

続きましては、「年度途中で退職する際に注意すべきこと」をご紹介していきます。

年度途中で退職する際は、以下の点に注意してくださいね。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点1】最低でも3ヵ月前には伝える

年度途中で退職する際に注意すべきこと1つ目は『最低でも3ヵ月前には伝える』です。

保育士が退職する際に最も大切なのは、クラスの編成に支障をきたさないことです。

一般企業の場合は、最低でも1か月前に伝えることが基本となります。

しかし保育園の場合は、人手不足がほとんどのため、代替えの保育士さんを探す必要が出てくると思います。

ですので、最低でも3ヵ月前には伝えるようにしましょう。

なお、保育士に最も適した退職時期は「年度末」です。

1年の区切りである年度末で辞めれば、次のクラス編成には影響ありませんし、子供や保護者ともスムーズにお別れできます。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点2】子供たちに配慮する

年度途中で退職する際に注意すべきこと2つ目は『子供たちに配慮する』です。

子供たちにとって先生がいなくなることは寂しいもの。大好きな先生なら尚更です。

子供たちの中には不安になってしまう子もいると思います。

ですので、退職の伝え方については、必ず園長に相談しましょう。

なお、子供たちには、これまでと変わらない「態度」と「笑顔」で接してくださいね。

保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点3】退職の意思を伝える順番に気をつける

年度途中で退職する際に注意すべきこと3つ目は『退職の意思を伝える順番に気をつける』です。

退職の意思を伝える順番は、まず直属の上司に伝えるのがベストです。

園長には、主任に伝えた後で、個別に話す時間を設けてもらいましょう。

なお、直属の上司だけに伝えておくと『園長が聞いていない…』などの理由で退職を受け入れてくれないケースがあります。

ですので、園長には必ず伝えてくださいね。

また、当たり前のことですが、メールで伝えるのは失礼に当たります。

円満に退職したい方は、必ず会って伝えましょう。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点4】引き継ぎはしっかり行う

年度途中で退職する際に注意すべきこと4つ目は『引き継ぎはしっかり行う』です。

退職までの引き継ぐべきことは、リストアップをしながらきちんと進めるようにしましょう。

他の保育士に迷惑をかけないためにも、クラスの様子、子供一人ひとりの性格なども書いておくと、次の担当者の助けになりますよ。

なお、引継ぎはノートを作成しておくとスムーズにできますよ。

以下、引継ぎノートのポイントです。

 

<保育士の転職|引継ぎノートの内容1>クラスの子供

子供の名前や読み方、好き嫌いなどの基本情報を詳しくまとめておくとよいでしょう。

アレルギー・疾患経験といった健康に関する情報や、言葉の発達についてなど、注意してほしいポイントも書いておくと尚いいでしょう。

 

<保育士の転職|引継ぎノートの内容2>担当した行事や係

年間行事は、退職後に予定されている行事だけでなく、今年度担当した行事についても情報をまとめてください。

行事内容を全て引き継ぎすることで、後任の保育士は来年度も働きやすくなります。

 

<保育士の転職|引継ぎノートの内容3>子供の保護者や家庭

年度途中までの勤務でも、保護者との付き合い方や家庭環境など、多くの点に気付けます。

保護者や家庭事情について気付いた情報は、なるべく引き継ぎましょう。

 

<保育士の転職|引継ぎノートの内容4>書類や備品の保管場所

施設内で自分が管理担当者となっている書類や備品の場所も、後任の保育士に引き継ぎが必要です。

忘れずに引き継ぎましょう。

なお、役職に就いている場合は、職場の人員配置や他保育士の情報など、役職に関する引き継ぎも行ってくださいね。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点5】一時的な感情で退職しようとしてないか確認する    

年度途中で退職する際に注意すべきこと5つ目は『一時的な感情で退職しようとしてないか確認する』です。

あなたが保育園を辞めたくなる気持ちは十分に理解できます。

しかし勢いで止めるのはダメです。

一時的な感情で退職してしまうと、あとで後悔するかもしれません。

ですので、退職する際はしっかりと退職理由を考えてからにしましょう。

担任保育士でも年度途中で辞めて大丈夫!退職・転職・再就職のための簡単3ステップ!」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点6】退職後のことを考えておく

年度途中で退職する際に注意すべきこと6つ目は『退職後のことを考えておく』です。

退職する際は、その後のことを考えておく必要があります。

退職してから考えるのではいけません。

「すぐに他の保育園で働くのか」「それとも保育園以外で働くのか」「そもそも保育士を続けるのか」など、何でも構わないので退職する際は、あとのことを考えておきましょう。

保育士「辞めたい! 年度途中 で」って、あり?なし?」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点7】嘘をつかない

年度途中で退職する際に注意すべきこと7つ目は『嘘をつかない』です。

嘘をつくことはいけません。

「妊娠」「家族の介護で実家に帰る」「健康上の問題」など、保育園が受理せざるを得ないような嘘はつかないようにしましょう。

保育園は横の繋がりもありますので、他の園に転職する際に困るかもしれませんよ。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点8】忙しい時間帯を避ける

年度途中で退職する際に注意すべきこと8つ目は『忙しい時間帯を避ける』です。

退職理由を伝える際には、相手が忙しくない時間を選ぶことが重要です。

例えば、朝の忙しい時間は避け、ゆっくりと話をすることができる「午後」や「休憩時間」などを狙いましょう。

時間に余裕があれば、落ち着いて聞いてくれる可能性が高くなるため、円滑なコミュニケーションが図れます。

また、時間に余裕がある状況で話すことで、自分の思いを十分に伝えることができ、相手も理解しやすくなるでしょう。

保育士さんの年度途中の退職。慎重かつ円満な発言と行動を!」や「保育士の退職理由の伝え方!ポジティブ印象を残すポイントをご紹介」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職の注意点9】最終出勤日まで責任をもって働く

年度途中で退職する際に注意すべきこと9つ目は『最終出勤日まで責任をもって働く』です。

当たり前ですが、退職日までは保育士としての責任があります。

辞めるからといって投げやりになってはいけません。

他の保育園に転職する場合は尚更です。

保育園は横の繋がりもありますので注意しましょう。

最終出勤日まで責任をもって業務を遂行することが円満退職に繋がります。

なお、円満退職する方法について知りたい方は「保育士は年度途中で辞めても大丈夫?円満退職するための方法を詳しく解説」や「12月退職希望の保育士さん必見!年度途中に辞めていい?円満退職のポイント」、もしくは「保育士が年度途中で辞めるのはあり?円満退職のコツや最適なタイミングとは」や「保育士は年度途中で退職できる?退職理由や円満退社のコツとは」をご覧ください。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中に退職してもいいケースとは?

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中に退職してもいいケースとは?

年度途中に退職することは推奨されておりません。

しかし、自分の心身の健康を犠牲にしてまで働き続ける必要はありません。

以下のケースに当てはまれば、臆することなく退職を選択してください。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職1】精神的・肉体的に限界を感じている

年度途中に退職してもいいケース1つ目は『精神的・肉体的に限界を感じている』です。

日々の保育業務で精神的・肉体的な疲労が蓄積し、限界を感じているなら、それは看過できないサインです。

無理に働き続けることで、うつ病やバーンアウト症候群などの深刻な精神疾患のリスクが高まります。

自分の健康を最優先に考え、潔く退職を決断することが賢明な選択となるでしょう。

保育士さんが年度途中で辞めることは可能?辞め方は?」や「辞めたい!保育士3年目で転職を考えるのは早い?後のキャリアに影響はある?」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職2】採用時に説明された待遇と違いすぎる

年度途中に退職してもいいケース2つ目は『採用時に説明された待遇と違いすぎる』です。

採用時に説明された待遇と実際の労働条件に大きな乖離がある場合、退職を真剣に考えるべきです。

給与、残業時間、福利厚生などが事前の説明と著しく異なる場合、それは職場の誠実さに疑問を投げかけるものです。

すぐに退職するのではなく、まずは上司や人事担当者と誠実に対話してみましょう。

そして建設的な対話によって状況が改善されない場合は、キャリアと人生を最優先に、新たな職場を探す決断が求められます。

保育士としての自尊心と将来の可能性を守ることが最も重要です。

 

【保育士に転職相談|年度途中の退職3】明らかにブラックな職場環境

年度途中に退職してもいいケース3つ目は『明らかにブラックな職場環境』です。

労働環境が明らかに不健全で、ブラック企業と呼べるような保育園であれば、迷わず退職を検討すべきです。

長時間労働、理不尽な要求、人間関係の悪さなど、職場の問題が深刻な場合は、これ以上我慢する必要はありません。

現在、保育士の需要は高く、引く手あまたの状況です。

特に東京を中心とした大都市圏では、条件の良い保育園を見つけやすい環境が整っていますので、勇気を出して退職を決意してください。

 

 

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職を考えている方へ

保育士に転職したけど辞めたい!年度途中の退職を考えている方へ

「年度途中で辞めることに対して不安を感じている…」と退職を決断できない方は、転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントを活用すれば転職に関する相談だけでなく、退職に関するアドバイスもしてくれます。

さらに、転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。

転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。

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